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はしか患者、半減も神奈川県に偏在(医療介護CBニュース)

 今年に入ってから確認されたはしか患者は、昨年同時期の半数近くにまで減っていることが、3月4日までの国立感染症研究所感染症情報センターの調査で明らかになった。ただ、患者の3分の1がワクチン接種率の低い神奈川県に偏在している上、3月には終業式などのイベントが多いことから、同センターでは流行が再拡大する可能性もあるとして注意を呼び掛けている。

【都道府県別病型別麻しん累積報告数詳細】


 国立感染症研究所感染症情報センターによると、今年の第1-7週(1月4日-2月21日)に全国で確認されたはしか患者は64人。昨年第1-7週(2008年12月29日-09年2月15日)の患者数(106人)の半数程度にまで減少した。患者が減った背景には、08年度から5年間に限り、第3期(年度内に13歳になる人)、第4期(18歳になる人)をワクチン接種対象者に追加するなど、国がはしか排除のための対策を強化したことがあると考えられている。
 ただ、全患者の約3分の1に当たる20人が神奈川県に偏在している。同センター第三室の多屋馨子室長は、▽同県が横浜市や川崎市などの大都市を抱え、東京とも隣接している▽09年4-12月の同県における「麻疹風疹混合ワクチン」の接種率が、第3期は54.9%、第4期は36.3%(全国平均は第3期65.8%、第4期56.6%)と低い▽3月は終業式や卒業式など人が集まるイベントが重なる―といった理由から感染症が広がりやすい状態と分析した上で、「このまま対策が取られなければ、はしかの流行が再拡大する可能性もある。関係機関は検査・診断に注力すると同時に、1人でも患者を確認したら即応できる体制を整えることが重要」と指摘。特に定期接種の対象者で、まだワクチン接種を2回受けていない人に対しては、「無料で受けられる3月31日までに、積極的に麻疹含有ワクチンの接種に赴いてほしい」と呼び掛けている。


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